いしゃ‐ぼん【医者坊】
《「いしゃぼうず(医者坊主)」の音変化》 1 坊主頭の医者。「女中の酒の座には、頭巾かぶりし—あり」〈鶉衣・隅田川涼賦〉 2 思うことのかなわないこと。「叶(かな)はぬ事を—といふは、汝が事よと...
えん‐ちょう【円頂】
1 まるい、いただき。 2 髪をそった頭。坊主頭。円顱(えんろ)。
えん‐ろ【円顱】
髪をそった頭。坊主頭。円頂。
おお‐にゅうどう【大入道】
からだの大きな坊主頭の男。また、その姿の化け物。
かけ‐びんかずら【懸け鬢鬘】
鬢髪(びんぱつ)のついた男髷(おとこまげ)のかつらをかぶること。坊主頭の者が変装するときなどに用いる。
すきや‐がしら【数寄屋頭】
江戸幕府の職名。若年寄に属し、殿中の茶礼・茶器などをつかさどり、数寄屋坊主を統轄した。数寄屋坊主頭。
ずく‐にゅう【木菟入】
僧や坊主頭の人をののしっていう語。「如才(じょさい)なきお吉は吾(わが)夫をかかる—にまで好く評(い)わせんとて」〈露伴・五重塔〉
たこ‐にゅうどう【蛸入道】
1 《坊主頭に似ているところから》タコのこと。 2 僧または坊主頭の人をあざけっていう語。蛸坊主。
にゅう‐どう【入道】
[名](スル) 1 仏語。 ㋐煩悩を断って悟りの境に入ること。 ㋑出家・剃髪(ていはつ)して仏道に入り修行すること。また、その人。「寂照は—してから、ただもう道心を持し」〈露伴・連環記〉 2 皇...
ねぎ‐ぼうず【葱坊主】
ネギの花。球状の花を坊主頭に見立てていう。《季 春》「—雨降ればまたさむくなる/林火」