しで【四手/垂】
《動詞「し(垂)ず」の連用形から。「四手」は当て字》 1 玉串(たまぐし)や注連縄(しめなわ)などにつけて垂らす紙。古くは木綿(ゆう)を用いた。→〆の子 2 白熊(はぐま)の毛で作った払子(ほっ...
しの‐だれ【篠垂/鎬垂】
兜(かぶと)の八幡座(はちまんざ)から、前後または左右に垂れた筋金。古くは剣形、近世では銀杏形(いちょうがた)・蜥蜴頭(とかげがしら)で、銀または白鑞(しろめ)などの装飾がある。しなだれ。
しろ‐たれ【白垂】
能の仮髪の一。左右の鬢(びん)から肩の下まで垂らす白い毛髪。「遊行柳(ゆぎょうやなぎ)」「実盛」の後ジテなど、老神や老武者の役に使う。→黒垂(くろたれ)
じゅうじ‐けんすい【十字懸垂】
体操競技のつり輪で、からだを垂直に保ったまま両手を横に広げ、十字形になって静止する懸垂。
すい【垂】
[音]スイ(漢) [訓]たれる たらす しだれる しずる なんなんとする [学習漢字]6年 1 下の方にたれ下がる。たらす。「垂涎(すいぜん)・垂直/懸垂・胃下垂」 2 上位者が下位者に教えを示...
ち‐だれ【乳垂】
イチョウの気根の異称。老成すると太い枝の下側にみられ、雄木・雌木のいずれにも生じる。
ちゅう‐すい【虫垂】
盲腸の下部についている指状の小突起。盲腸の先端が細小となったもので、ヒト・類人猿・ウサギ・ネズミなどにみられる。虫様突起。虫様垂。
とう‐すい【東陲/東垂】
東のはて。また、国の東のはて。「行基菩薩として—に現じて」〈盛衰記・二四〉
なが‐ひたたれ【長直垂】
普通の直垂。鎧直垂(よろいひたたれ)に対していう。
にく‐すい【肉垂】
鳥の頰(ほお)や顎(あご)の辺りに垂れ下がる肉質の塊。肉垂れ。