しゅうぐ‐せいじ【衆愚政治】
自覚のない無知な民衆による政治。ペリクレス死後のアテネの民主政治の堕落を批判していった語。
しゅっけ‐おち【出家落ち】
僧が堕落すること。また、還俗(げんぞく)すること。また、その僧。
じ‐ぞく【時俗】
その時代の人情風俗。「—の堕落に憂うるもの」〈魯庵・破垣〉
上知(じょうち)と下愚(かぐ)とは移(うつ)らず
《「論語」陽貨から》最上の知者は悪い境遇にあっても堕落せず、最下の愚者は、どんなによい境遇にあっても向上しない。
すく・う【救う/済う】
[動ワ五(ハ四)]《「掬う」と同語源》 1 危機的な状況や苦しい境遇、悪い環境などにある人に力を貸したり金品を与えたりして、そこから抜け出させる。助ける。救助する。救済する。「人命を—・う」「地...
せんせい‐せいじ【専制政治】
個人が絶対的権力をもって恣意(しい)的に支配する政治形態。アリストテレスは、君主制の堕落した形態とした。専政。
だ【堕〔墮〕】
[常用漢字] [音]ダ(呉) [訓]おちる おとす 1 おちる。おとす。「堕胎」 2 悪い状態に陥る。「堕罪・堕落」
だら‐かん【だら幹】
《堕落した幹部の意》自己の地位を利用して私の利益をはかる指導者。特に、労働運動で、資本家と妥協して私利をはかり、運動を不利に導く指導者をいう。「それには内部の—の力に待つところが多いのである」〈...
てんぐ‐どう【天狗道】
天狗の住む世界。堕落した者が落ちるという魔界。仏教の六道にならっていう語。「—にも三熱の苦悩」〈鏡花・高野聖〉
てん‐らく【転落/顛落】
[名](スル) 1 ころげ落ちること。「岩場から—する」「—死」 2 上位から下位に一挙に落ちること。急激に落ちぶれること。「—の一途をたどる」「幕下に—する」 3 堕落すること。身をもちくずす...