あらい‐ぜき【洗い堰】
川をせき止め、その上を水があふれて流れるようにしたもの。川の水量を適当に保ち、または、流れを変えたり、取水口としたりするために築く。
い【堰】
「いせき(堰)」に同じ。〈新撰字鏡〉
い‐せき【堰/井堰】
水を他へ引いたり流量を調節したりするため、川水をせきとめる所。せき。い。
かこう‐ぜき【河口堰】
河口近くに設けられる、水をせき止める施設。海水の流入防止、淡水の貯留・利用などを目的とする。
かどう‐せき【可動堰】
水位調節のために一部または全部を動かすことができる堰。
しゅすい‐ぜき【取水堰】
水位を上げて用水路に水を取り入れるために、川などに横切って設ける堰。取水ダム。
せき【堰】
《動詞「塞(せ)く」の連用形から》水を取るため、また、水深・流量の調節のため、川の途中や流出口などに設けて流水をせき止める構造物。
てっぽう‐ぜき【鉄砲堰】
鉄砲流しのために設ける堰。
ひ‐ぜき【火堰】
ボイラーなどの炉の火格子(ひごうし)の奥に耐火煉瓦(れんが)で築いた突起。燃料が後方に落ちないようにし、また燃焼を助けるためのもの。