くろえ‐ぬり【黒江塗】
和歌山県海南市の黒江から産する漆器の総称。寛永年間(1624〜1644)に始まり、現在は家具・調度や蒔絵(まきえ)などを製作。
くろ‐ぬり【畔塗(り)】
「あぜぬり」に同じ。《季 春》
くろ‐ぬり【黒塗(り)】
黒く塗ること。また、黒く塗ったもの。「—の椀」「—の高級車」「—教科書」
こ‐と【糊塗】
[名](スル)一時しのぎにごまかすこと。その場を何とか取り繕うこと。「失態を—する」
こま‐ぬり【独楽塗(り)/高麗塗(り)】
漆芸の技法の一。また、その漆器。ろくろのひき目に沿って赤・黄・黒などの漆で同心円状に色分けして塗り、文様としたもの。椀・香合(こうごう)・盆などがある。
さいひ‐ぬり【犀皮塗(り)】
中国の彫漆技法の一。黄・朱・黒の漆を塗り重ね、研ぎ出して斑文(はんもん)を表したものといわれる。
さび‐かためぬり【錆固め塗(り)】
錆漆(さびうるし)で下地を固める漆塗り。鎧(よろい)などに用いられた。
さび‐ぬり【錆塗(り)】
錆漆(さびうるし)を塗ること。また、塗ったもの。
さや‐ぬり【鞘塗(り)】
刀剣類の鞘に色漆を塗ること、およびその技法。また、変わり塗りのこと。
さん‐ず【三途/三塗】
仏語。 1 死者が行くべき三つの場所。猛火に焼かれる火途(かず)、互いに食い合う血途(けつず)、刀剣・杖で強迫される刀途(とうず)の三つで、それぞれ地獄道・畜生道・餓鬼道にあてる。三悪道。三悪趣...