なまり‐ごえ【訛り声】
なまりのある、濁った声。だみごえ。「—にて、高声におきてければ」〈著聞集・一六〉
なみだ‐ごえ【涙声】
涙ぐんだ時の声。泣き出しそうな人の声。「—で訴える」
にく‐せい【肉声】
1 マイクや電話のような機械を通した声に対し、人ののどから出るなまの声。「—でも聞こえる広さの部屋」 2 人工的に作り出された音声に対し、人が出す声。「—による車内放送」
にっ‐しょう【入声】
漢字の四声(しせい)の一。屋・妖(よく)・覚・質・物・月・曷(かつ)・黠(かつ)・屑(せつ)・薬・陌(はく)・錫(しゃく)・職・緝(しゅう)・合・葉・洽(こう)の17の類の字に分ける。これに属す...
にっ‐せい【入声】
⇒にっしょう(入声)
ねこなで‐ごえ【猫撫で声】
猫が人になでられたときに発するような、きげんを取るためのやさしくこびる声。「—で頼み込む」
ね‐ごえ【寝声】
1 邦楽などで、歌を長くうたわなかったために悪くなった声。 2 眠そうな声。ねぼけ声。「番の者—にて女一人と答へて」〈浮・男色大鑑・六〉
ねごえ【寝声】
狂言「寝音曲(ねおんぎょく)」のこと。
ねぶり‐ごえ【眠り声】
ねむそうな声。ねぼけ声。「居るままにすなはち—なる、いとにくし」〈枕・二八〉
ねぼけ‐ごえ【寝惚け声】
ねぼけていう声。ねぼけたようなぼんやりした声。「—で電話に出る」