あら‐だ・てる【荒立てる】
[動タ下一][文]あらだ・つ[タ下二] 1 荒々しくさせる。「風が波を—・てる」「声を—・てる」 2 物事をもつれさせ面倒にする。「事を—・てる」 3 怒らせる。「いま少し—・てて惑はし給へ」〈...
あら・びる【荒びる】
[動バ上一]《動詞「あらぶ」(上二段)の上一段化》 1 気持ちがすさむ。「何の彼のと感情が—・びて来て仕方がないものですから」〈秋声・仮装人物〉 2 暴れる。乱暴する。「陸奥国の—・びる蝦夷(え...
あらよっ‐と
[感]ある動作を行うときに発する語。掛け声や囃子詞(はやしことば)としても用いられる。「—、一丁上がり」
あら‐らか【荒らか】
[形動][文][ナリ]荒々しいさま。激しいさま。「声も—に呼ばわりました」〈芥川・邪宗門〉
あらら・げる【荒らげる】
[動ガ下一][文]あらら・ぐ[ガ下二]声や態度などを荒くする。荒々しくする。「言葉を—・げる」 [補説]文化庁が発表した「国語に関する世論調査」で、「声をあららげる」と「声をあらげる」について、...
ありっ‐たけ【有りっ丈】
《「ありたけ」の音変化》 [名]あるだけ全部。「—の声を張り上げる」「資金の—をつぎ込む」 [副]可能な限り多く。できるだけ。思う存分。「力を—出す」
ありゃ‐ありゃ
[感] 1 驚いたときに発する語。ありゃりゃ。 2 歌舞伎のかけ声。 ㋐捕り方が犯人をおどかすためのかけ声。 ㋑荒事で、大勢が主役に対してかける声。
あるおとこのしょうがい【ある男の生涯】
《原題、(イタリア)Vita d'un uomo. Tutte le poesie》イタリアの詩人、ウンガレッティの全詩集。モンダドーリ社が1942年に刊行開始。1960年までに「喜び」「時の感...
アルト【(イタリア)alto】
《高いの意で、テノールより音域が高いところから》 1 女声の最低音域。また、その声域の歌手。コントラルト。 2 楽曲で、上から2番目の声部。 3 同一属の楽器の中で、声のアルトに相当する音域をも...
アルトラプソディー【(ドイツ)Alt-Rhapsodie】
ブラームスのアルト独唱と男声合唱、および管弦楽のための作品「ゲーテの冬のハルツの旅への断章」の通称。1869年作曲。ゲーテの詩「冬のハルツ紀行」に基づく。