たこう‐しつ【多孔質】
多数の細孔をもつこと。木炭、ゼオライトなどにみられ、吸着能力と関係する。ポーラス。→多孔質物質
たこうしつ‐ガラス【多孔質ガラス】
多孔質のガラス。均一なガラスを熱処理によって複数の相に分離し、可溶性のガラス相のみを薬品で溶出することで多数の細孔を形成する。ほかの多孔質物質と同じく、気体、液体などの分子やイオンの吸着性が高い...
たこうしつ‐きんぞく【多孔質金属】
多孔質の金属。単位体積当たりの重量が小さく、表面積が大きいという特徴をもつ。触媒の担体として有用なほか、連続した通気孔をもつものをヒートシンクとして利用する研究が進められている。ポーラス金属。
たこうしつ‐ざいりょう【多孔質材料】
⇒多孔質物質
たこうしつ‐シリコン【多孔質シリコン】
電気化学的な処理でシリコンウエハーの表面に多数の細孔を形成したもの。光ルミネセンスにより赤色光、青色光を発することが知られる。ポーラスシリコン。
たこうしつ‐ぶっしつ【多孔質物質】
多数の細孔をもつ物質。多孔質ガラス、活性炭、ゼオライトなどが知られる。いずれも単位体積当たりの表面積が大きく、気体、液体などの分子やイオンの吸着性が高い。多孔質材料。多孔性物質。多孔性材料。
たこうせい‐ざいりょう【多孔性材料】
⇒多孔質物質
たこうせいはいい‐こうぶんし【多孔性配位高分子】
多孔質の配位高分子。有機物などの高分子と金属イオンの配位結合を利用した多孔質物質。有機物や金属の種類を変え、適切に組み合わせることで、さまざまな大きさの細孔をもつ多孔質物質をつくることができる。...