エレファント‐グラス【elephant grass】
イネ科チカラシバ属の多年草。熱帯アフリカ原産で、牧草にする。高さ4〜5メートルに達し、葉は下垂する。葉身長は30〜120センチ。ネピアグラス。
えんこう‐そう【猿猴草】
キンポウゲ科の多年草。山野の湿地に生え、茎は四方に広がる。高さ約50センチ。葉は腎臓形で長い柄がある。初夏、茎の先に花柄が長く伸び、黄色い花を開く。
えんご‐さく【延胡索】
ケシ科の多年草数種の総称。ジロボウエンゴサク・ヤマエンゴサク・エゾエンゴサクなど。山野に生え、地下の塊茎から1本の茎が出て枝分かれし、先に小さい葉をつける。塊茎を漢方で浄血・鎮痛・鎮痙(ちんけい...
えんび‐せんのう【燕尾仙翁】
ナデシコ科の多年草。本州中北部の原野にまれに自生。高さ約50センチ。深紅色の5弁花をつける。花びらの先は細かく裂け、中央の2裂片が長く、ツバメの尾を思わせる。
えんれい‐そう【延齢草】
シュロソウ科の多年草。山野の木陰に生え、高さ約20センチ。茎が1〜3本出て、その先に、広卵円形の葉を3枚輪生する。初夏、紫色の花を1個開く。萼(がく)は3枚あり、花びら状。たちあおい。延年草。延命草。
エーデルワイス【(ドイツ)Edelweiß】
キク科の多年草。ヨーロッパ‐アルプスやヒマラヤ山脈など高山に自生。高さ10〜30センチ。全体が白い毛で覆われ、葉は細いへら形。夏、茎の頂に葉を星形につけ、その間に花が集まってつく。日本には近縁種...
おう‐ぎ【黄耆】
中国産のマメ科の多年草キバナオウギ、またはその近縁の植物の根。漢方で止汗・利尿・強壮薬などに用いる。
おうぎ‐かずら【扇蔓】
シソ科の多年草。山地の木陰に生え、高さ8〜20センチ。葉は縁に粗い波形のぎざぎざがあり、扇を思わせる。4、5月ごろ、紫色の唇形の花を数個つける。
おうごん‐かずら【黄金葛】
サトイモ科の蔓性(つるせい)の多年草。葉は長楕円形でつやがあり、茎とともに黄金色の斑(ふ)が入っている。ソロモン諸島の原産で、日本に明治中期に渡来した観葉植物。ポトス。
おう‐れん【黄連/黄蓮】
キンポウゲ科の常緑多年草。山地の樹林下に生え、根茎は太く黄色で、多数のひげ根を出す。雌雄異株。早春、高さ約10センチの花茎を出し、白い花を数個開く。漢方で乾燥した根茎を健胃・消炎薬として用いる。