おお‐あぶらすすき【大油薄】
イネ科の多年草。山地の日当たりのよい草地に生え、高さ1〜1.2メートル。全体に油を塗ったような光沢がある。葉は長大な線形。秋、大きな紫褐色の穂を出す。
おお‐おにばす【大鬼蓮】
スイレン科の水生の多年草。葉は直径1〜2メートルで、縁が約15センチの高さに立ち上がる。花は夏の夕方に水面で開花し、白色から桃・暗紅色に変わり、芳香がある。アマゾン流域の原産。
おお‐かもめづる【大鴎蔓】
キョウチクトウ科の蔓性(つるせい)の多年草。山地に生え、細い茎で他に絡みつく。葉は細長い三角形。夏、葉のわきに淡い暗紫色の小花を数個ずつつける。
おお‐さくらそう【大桜草】
サクラソウ科の多年草。深山の日当たりのよい湿地に自生。葉は根際からでて、夏、高さ20〜40センチの花茎を伸ばし、紅紫色の花を数個輪状につける。
おお‐じしばり【大地縛り】
キク科の多年草。田や道端にみられる。ジシバリに似るが、葉や花が大きい。春から夏に黄色い花を開く。
おお‐たにわたり【大谷渡】
チャセンシダ科の常緑、多年生のシダ。暖地の岩や樹の上に生え、高さ約1メートル。多数の葉が漏斗状に広がって出る。葉は幅が広く、切れ込みがなく、革質。みつながしわ。
おお‐つるぼ【大蔓穂】
キジカクシ科の多年草。葉は広線形で花茎の高さは20〜50センチ。5月頃、青紫色の円錐(えんすい)花序をつける。地中海沿岸地方の原産。シラーペルビアナ。
おおば‐ぎぼうし【大葉擬宝珠】
キジカクシ科の多年草。草原に自生する。葉は広楕円形で大きく、根元から束生。7月ごろ、高さ約80センチの花茎を伸ばし、淡紫色のらっぱ状の花が咲く。若葉は食用。唐擬宝珠(とうぎぼうし)。うるい。
おおば‐こ【大葉子/車前草】
オオバコ科の多年草。道端などの踏み固められた所に生える。葉は楕円形で長い柄があり、根際から出る。春から秋、10〜20センチの花茎を伸ばし、多数の小花を穂状につける。漢方では種子を車前子(しゃぜん...
おお‐ふさも【大房藻】
アリノトウグサ科の水生の多年草。池沼や水路などに生える。葉は羽状に細く裂けて輪生する。春から初夏にかけて白い小花をつけるが、地下茎でも繁殖する。ブラジル原産。日本では特定外来生物。