こうしん‐そう【庚申草】
タヌキモ科の多年生の食虫植物。日本特産。高い山の岩壁に生える。ムシトリスミレに似るが、全体に小さく、葉に粘液があって虫を捕らえる。夏、約8センチの茎を出し、淡紫色の花を開く。栃木県日光市の庚申山...
こう‐ほね【河骨/川骨】
スイレン科の多年草。小川や池沼に生え、葉は長さ約30センチの長楕円形で、基部は矢じり形。夏、花柄を水上に出し、黄色の花びら状の萼(がく)をもつ花を1個つける。かわほね。《季 夏》「橋の下闇し—の...
こう‐ぼう【香茅】
イネ科の多年草。草地に生え、高さ20〜40センチ。初夏、淡褐緑色の穂を円錐状につける。全体にかすかな香気がある。
こうぼう‐しば【弘法芝】
カヤツリグサ科の多年草。海岸の砂地に生え、高さ6〜20センチ。夏、茎の上部に雄花を、下部に雌花を穂状につける。
こうぼう‐むぎ【弘法麦】
カヤツリグサ科の多年草。海岸の砂地に生え、高さ10〜20センチ。雌雄異株。晩春、大形の花穂をつける。ふでくさ。
こうもり‐かずら【蝙蝠葛】
ツヅラフジ科の蔓性(つるせい)の落葉多年草。山地に自生。葉は三角から七角の盾(たて)形で、コウモリの翼を広げた形に似る。雌雄異株。夏、淡黄色の小花をつける。
こうもり‐そう【蝙蝠草】
キク科の多年草。高さ60〜90センチ。葉は三角状ほこ形で、三つに裂け、翼を広げたコウモリを思わせる。9、10月ごろ、淡紫色の小さな頭状花を多数つける。
こうや‐こけしのぶ【高野苔忍】
コケシノブ科の常緑、多年生のシダ。樹幹や岩上に生える。葉は多数に分かれ、各裂片に1本の葉脈をもつ。名は、発見された高野山にちなむ。
こうや‐わらび【高野蕨】
コウヤワラビ科の多年生のシダ。原野や水辺の湿った所に生える。夏、胞子葉が出て、穂のように胞子嚢(ほうしのう)をつける。
こうらい‐しば【高麗芝】
イネ科の多年草。シバに似る。本州以南から中国・東南アジアにかけて産し、芝生用。いとしば。