ぬか‐ぼ【糠穂】
イネ科の多年草。路傍に生え、高さ30〜40センチ。葉は線形。5、6月ごろ、茎の先に細い枝を輪生し、小穂を多数つける。
ぬかぼし‐そう【糠星草】
イグサ科の多年草。山のふもとに群生し、高さ20〜30センチ。葉は広線形。夏、黄色みを帯びた花をつける。
ぬすびと‐はぎ【盗人萩】
マメ科の多年草。山野に生え、高さ60〜120センチ。基部はやや木質化する。葉はまばらにつき、3枚の長卵形の小葉からなる複葉。夏から秋にかけ、淡紅色、まれに白色の蝶形の花が咲く。豆果のさやはふつう...
ぬま‐がや【沼茅/沼萱】
イネ科の多年草。湿地に群生し、高さ約1メートル。根茎は短く、葉は線形。8〜10月、淡紫緑色の穂を円錐状につける。
ぬま‐だいこん【沼大根】
キク科の多年草。暖地の湿地や水辺に生え、高さ30センチから1メートル。葉は対生し、長卵形。秋、白い頭状花をまばらにつける。
ぬま‐とらのお【沼虎の尾】
サクラソウ科の多年草。湿地に群生し、高さ40〜70センチ。葉は長楕円形で、互生する。夏、茎の先に総状に多数の白い小花が密生して咲く。ぬまはぎ。
ねぎ【葱】
ヒガンバナ科の多年草。葉は太い管状で先がとがり、中に粘液を含む。初夏、管状の花茎を出し、先にねぎ坊主とよばれる白緑色の小花が球状に密生する。野菜として栽培され、葉の白い部分を食べるものを根深ネギ...
ねこ‐の‐した【猫の舌】
キク科の多年草。暖地にみられ、海岸の岩の上や砂地をはう。葉は楕円形で、短い剛毛があってざらつく。夏、黄色い頭状花をつける。はまぐるま。
ねこのめ‐そう【猫の目草】
ユキノシタ科の多年草。山中の湿地に生え、高さ5〜20センチ。茎は地をはい、葉は広卵形。3、4月ごろ、苞(ほう)をもつ黄色い小花が集まってつく。二つに裂けた果実は、猫の目を思わせる。《季 春》
ねこ‐はぎ【猫萩】
マメ科の多年草。草地に生える。全体に毛が多く、茎は地をはい、葉は楕円形の3枚の小葉からなる複葉。夏から秋、葉の付け根に、白い小さい蝶形(ちょうけい)の花を数個ずつつける。