とく‐たく【徳沢】
恵み。恩沢。「明治維新の—に浴するよう」〈藤村・夜明け前〉
と‐まえ【戸前】
[名]土蔵の入り口の戸のある所。また、その戸。「—の錠もはずしてある」〈藤村・夜明け前〉
[接尾]助数詞。土蔵の数を数えるのに用いる。「蔵が十—ある」
と・む【尋む/求む/覓む】
[動マ下二]たずねもとめる。さがしもとめる。「夜明けて、血を—・めて行きて見ければ」〈宇治拾遺・八〉
とん‐しゅう【屯集】
[名](スル)群れ集まりたむろすること。「筑波辺に—した賊徒どものうち」〈藤村・夜明け前〉
ドーン【Dawn】
《「夜明け」の意》2007年にNASA(米航空宇宙局)が打ち上げた小惑星探査機。準惑星ケレスと小惑星ベスタの探査を目的とする。2011年にベスタの周回軌道への投入に成功し、約1年にわたって表面地...
ドーンダスク‐きどう【ドーンダスク軌道】
《dawn-dusk orbit》人工衛星がとる軌道の一。名称は夜明け(dawn)と夕暮れ(dusk)の軌道を意味し、地球の明暗境界線上を周回する太陽同期軌道をとる。年間を通じて、まったく地球の...
ない‐さい【内済】
表沙汰にしないで内々で事をすませること。「もし青山の親戚一同にこの事を—にする意向があるなら」〈藤村・夜明け前〉
長(なが)き夜(よ)
夜明けまでの時間が長い夜。特に、秋の夜。《季 秋》「—やひそかに月の石だたみ/万太郎」
なごり‐の‐つき【名残の月】
1 夜明け方の空に残る月。有り明けの月。残月。 2 《その年の最後の観月となるところから》陰暦九月十三夜の月。十三夜。後の月。《季 秋》
ななはか‐まいり【七墓参り】
昔、大阪で、陰暦7月16日の宵から翌日の夜明けにかけて、鉦(かね)・太鼓をたたきながら市内の7か所の墓地を巡って参拝したこと。また、その巡拝者。