かけ【賭(け)】
《「掛け」と同語源》 1 勝負事や当て事に金品を出し合い、勝った者がそれを取る約束で争うこと。また、その金品。かけごと。「—に勝つ」「—をする」 2 結果は運にまかせて、思い切って物事をすること...
かけ‐はな・れる【掛(け)離れる/懸(け)離れる】
[動ラ下一][文]かけはな・る[ラ下二] 1 遠くへ離れる。隔たる。「都会から—・れた所」 2 両者の間が大きく違う。大きな隔たりがある。「年の—・れた夫婦」「現実と—・れた理論」 3 関係が薄...
かけ‐へだた・る【懸(け)隔たる】
[動ラ五(四)] 1 遠く離れる。「父は常に我々とは—・った奥の二間を専領していた」〈漱石・行人〉 2 両者の間に大きな違いがある。かけはなれる。「現実と理想とはあまりにも—・っている」 3 (...
かけ‐や【掛(け)矢】
樫(かし)などの堅木で作った大きな槌(つち)。くい打ちや扉を打ち破るのに用いる。
かさい‐せんぷう【火災旋風】
大規模な火災が起きたときに発生する、竜巻のような空気の渦。山林や市街地・石油コンビナートでなどで火災が広範囲に及んだときに発生することがある。炎や高温の空気を含み、大きな被害をもたらす。関東大震...
かさい‐りゅう【火砕流】
火山灰・軽石・スコリア(岩滓(がんさい))などが火山ガスと混合し、一団となって火口から一気に流れ下る現象。マグマの粘性が大きい場合に生じ、しばしば大きな被害をもたらす。 [補説]「火砕流」は「火...
かさ‐ぼこ【傘鉾/笠鉾】
祭礼の飾り物で、大きな傘の上に鉾・なぎなた・造花などを飾りつけたもの。
かざ‐あな【風穴】
1 風が吹き通る穴やすきま。障子の破れ穴など。 2 通風・換気のために壁や窓にあけた穴。かざぬき。 3 山腹などにある大きな奥深い穴。夏、冷風が吹き出る。ふうけつ。
かじ‐ばしら【舵柱/楫柱】
1 大きな和船で、舵を左右に回すときの軸となる長大な木材。 2 (「かじ」は櫓(ろ)や櫂(かい)のこと)櫓を仮に柱としたもの。「みるめ刈る海人(あま)の苫屋(とまや)の—」〈堀河百首〉
火事場(かじば)の馬鹿力(ばかぢから)
《火事のときに、自分にはあると思えない大きな力を出して重い物を持ち出したりすることから》切迫した状況に置かれると、普段には想像できないような力を無意識に出すことのたとえ。