けん‐りん【乾臨】
《天が下にのぞむ意》天子の行う裁決・処置。「—定めて叡感を残され候はんか」〈太平記・二八〉
げき‐りん【逆鱗】
《竜のあごの下にある逆さに生えたうろこに人が触れると、竜が怒ってその人を殺すという「韓非子」説難の故事から》天子の怒り。転じて、目上の人の怒り。
逆鱗(げきりん)に触(ふ)・れる
天子の怒りに触れる。また、目上の人を激しくおこらせる。 [補説]「天子や目上の人を怒らせる」意であるから、自分や目下の人について使うのは誤り。
げっきゅう‐でん【月宮殿】
須弥山(しゅみせん)の中腹をめぐる月にあるという月天子(がってんし)の宮殿。月光殿(がっこうでん)。がっくうでん。がっくう。《季 秋》
謡曲「鶴亀」の喜多流における名称。
げっ‐けい【月卿】
《宮中を天に、天子を日に、公卿(くぎょう)を月になぞらえたもの》公卿。月客(げっかく)。「—光を争ひ」〈海道記〉
げつ【月】
[音]ゲツ(漢) ガツ(グヮツ)(慣) [訓]つき [学習漢字]1年 〈ゲツ〉 1 天体の一。つき。「月光・月食・月齢/観月・残月・新月・風月・満月・名月」 2 時間の単位。一年を一二分した期...
げん‐こう【元后】
1 君主。天子。 2 天子の正妻。皇后。
げん‐ぴ【元妃】
天子・君主の正妻。皇后。正妃。
げん‐らん【玄覧】
物事を深く見きわめること。また、天子が見ることを敬っていう語。
こう【幸】
[音]コウ(カウ)(漢) [訓]さいわい さち しあわせ みゆき [学習漢字]3年 1 運がよい。さいわい。「幸運・幸甚・幸福/多幸・薄幸・不幸」 2 (「倖」の代用字)思いがけない幸い。「射幸...