せいじょうあつ‐すいとうしょう【正常圧水頭症】
頭蓋内圧の上昇を伴わない水頭症。歩行障害・認知障害・失禁などの症状が現れ、脳室の拡大が認められる。髄液シャント術によって改善する。NPH(normal pressure hydrocephalu...
せっぱくせい‐にょうしっきん【切迫性尿失禁】
抑えがたい強い尿意が急に起こり、尿が漏れてしまう状態。膀胱(ぼうこう)の筋肉が過剰に活動したり、収縮力が弱くなったりすることが原因とされ、高齢者に多くみられる。治療には膀胱の緊張を緩める薬などが...
たけいとう‐いしゅくしょう【多系統萎縮症】
成年期に発症する進行性の神経変性疾患。非遺伝性の脊髄小脳変性症の中で最も頻度が高い。ふるえや筋肉のこわばり、動きづらさなどのパーキンソン症状を主体とするMSA-Pと、起立・歩行時のふらつきなどの...
ティーオーティー‐しゅじゅつ【TOT手術】
《TOTは、trans obturator tape(閉鎖孔を経由するテープの意)の略》腹圧性尿失禁に対する尿道スリング手術の一つ。骨盤の閉鎖孔を通したメッシュ状のテープで尿道を支持する。TVT...
ティーブイティー‐しゅじゅつ【TVT手術】
《TVTは、Tension-free Vaginal Tape の略》腹圧性尿失禁に対する尿道スリング手術の一つ。恥骨の裏側から尿道の下を通したメッシュ状のテープで尿道を支持する。→TOT手術
とくはつせい‐せいじょうあつすいとうしょう【特発性正常圧水頭症】
正常圧水頭症のうち、原因が不明なものをいう。高齢者に多く発症する。認知障害・歩行障害・尿失禁などアルツハイマー型認知症と同様の症状がみられるが、髄液シャント術によって脳脊髄液の循環を良くすること...
にょうかん‐いしょかいこう【尿管異所開口】
尿管の出口が尿道や膣(ちつ)などにある先天性疾患。持続性尿失禁、尿の逆流、膀胱炎などをきたす場合がある。
にょう‐しっきん【尿失禁】
無意識に尿が排出されること。子供に多いが、成人にも起こる。成人のものは原因により切迫性尿失禁、腹圧性尿失禁、溢流(いつりゅう)性尿失禁などの種類に分けられる。尿漏れ。
にょうどう‐スリングしゅじゅつ【尿道スリング手術】
《スリング(sling)は、吊り包帯の意》腹圧性尿失禁の治療法の一つ。特殊なテープで尿道を吊り支え、膀胱(ぼうこう)に腹圧がかかっても尿失禁を起こさないようにする。→TVT手術
にょう‐もれ【尿漏れ】
「尿失禁」に同じ。成人のものについていう場合が多い。