げ‐じょ【下女】
1 雑事に召し使う女。女中。下婢(かひ)。⇔下男。 2 身分の低い女。「内より怪しげなる—一人出で合ひ」〈太平記・五〉
げ‐なん【下男】
1 雇われて雑用をする男。下僕。⇔下女。 2 江戸幕府の職名。女中方出入りの用部屋に勤め、雑用をした。
げんじ‐な【源氏名】
源氏物語54帖の題名にちなんでつけられた、宮中の女官や武家の奥女中などの呼び名。近世以降は遊女や芸者につけられ、現代では、バーのホステスなどの呼び名にもいう。初めは源氏物語の巻名に基づいていたが...
こうりょく‐きん【合力金】
1 施し与える金。援助の金。 2 江戸城大奥に仕える女中に与える給金。ごうりききん。
こ‐ひっさきもとゆい【小引っ裂き元結】
小形の引っ裂き元結。江戸時代、奥女中が用いた。→引き裂き元結
ご‐さい【御宰】
江戸時代、奥女中の供や買い物などの雑用をした下男。
ご‐しゅでん【御守殿】
1 江戸時代、三位以上の大名に嫁いだ、将軍の娘の敬称。また、その住居。 2 1に仕えた女中。御守殿女中。
ごしょ‐ことば【御所詞】
中世以後、宮廷に仕える女房の間で用いられた特殊な言葉。のち、幕府・大名の奥女中の間にも行われた。→女房詞(にょうぼうことば)
ごてん‐じょちゅう【御殿女中】
1 江戸時代、宮中・将軍家・大名などの奥向きに仕えた女中。奥女中。 2 陰険な策謀を巡らして人を陥れようとする女、底意地の悪い女のたとえ。「愛子の上に加えられる—風な圧迫とを」〈有島・或る女〉
ごふく‐の‐ま【呉服の間】
江戸城内大奥で、将軍や御台所(みだいどころ)の衣服のことをつかさどった所。また、その役にある奥女中。