ひろ‐ざしき【広座敷】
1 広い座敷。 2 江戸城大奥の女中職の一。種々の雑務をつかさどった。
ふじんとめしつかい【婦人と召使】
《原題、(オランダ)Dame en dienstbode》フェルメールの絵画。カンバスに油彩。縦90センチ、横79センチ。女主人と女中が届いたばかりの手紙を読む場面を描いた作品。ニューヨーク、フ...
へや‐おや【部屋親】
江戸時代、部屋子(へやご)2を召し使った奥女中。
へや‐ご【部屋子】
1 部屋住みの人。親がかりの人。 2 江戸時代、大名屋敷で御殿女中に召し使われた少女。部屋方(へやがた)。 3 武家屋敷の奉公人の部屋にいる食客。 4 若い歌舞伎役者で、親方のもとに預けられて修...
ぼう‐たん【牡丹】
1 「ぼたん(牡丹)1」に同じ。《季 夏》「—やしろがねの猫こがねの蝶/蕪村」 2 「ぼたん(牡丹)3」に同じ。 3 御所の女中の小袖。練貫(ねりぬき)の地に、金銀の箔で模様を描くかまたは縫い取...
まくら‐やり【枕槍/枕鑓】
枕もとに置いておく護身用の槍。「女中手々(てんで)に—、長刀(なぎなた)にて引っ包み、囲ひ防げば」〈浄・反魂香〉
まる‐づと【丸髱】
女性の髪形の一。髪のたぼを丸くしたもので、江戸時代、奥女中が結った。
むそう‐りゅう【夢想流】
江戸時代、御殿女中などの髪の結い方の一。笄(こうがい)を抜くと下げ髪になる。片はずし・下げ下地の類。
やしき‐じょちゅう【屋敷女中】
武家屋敷に奉公する女中。屋敷女。
やよい‐きょうげん【弥生狂言】
江戸時代の歌舞伎で、3月に上演する狂言。また、その興行。宿下がりの御殿女中を当て込み、御殿物などを仕組むことが多かった。京坂では三の替わり。《季 春》