にょうぼう‐の‐さぶらい【女房侍】
宮中で、女房の詰めている所。台盤所。
にょうぼう‐の‐ふだ【女房の簡】
日給の簡(ふだ)の一。宮中で、清涼殿の台盤所の御倚子と唐櫃(からびつ)との間に立て、女房の出勤日を記録した。
女房(にょうぼう)の妬(や)くほど亭主(ていしゅ)もてもせず
妻というものは、とかくやきもちをやくものだが、夫は妻が考えるほどもてることはないということ。
にょうぼう‐ひでり【女房旱り】
「女旱(おんなひで)り」に同じ。「京にも—にや、あのやうなる下子使ふ親方もあると笑へば」〈浮・一代男・一〉
にょうぼう‐ほうしょ【女房奉書】
天皇の側近の女房が天皇の意思を奉じて発給した仮名書きの文書。ふつう、散らし書きで書かれる。鎌倉時代からみられ、室町後期には勅命を伝える文書の主流となった。
にょうぼう‐もち【女房持(ち)】
妻帯していること。また、妻帯者。
にょうぼう‐やく【女房役】
妻が夫を助けるように、傍らから補佐する役目。また、その人。