かくし‐めつけ【隠し目付】
1 江戸幕府の職名。徒目付(かちめつけ)・小人目付(こびとめつけ)の中から臨時に任命されて、ひそかに諸藩・大名の動きを調べた。 2 こっそり他人の行動を見張る役。「姑の—を勤めて、嫁の挙動は細大...
かけ‐こみ【駆(け)込み/駈け込み】
1 走って中に入ること。「—乗車」 2 その時期・機会を逃すまいと、大急ぎですること。「—で認可を申請する」 3 駆け込み訴えをすること。 4 近世、女房が夫から離別するために尼寺や縁切り寺に逃...
かげ‐ごと【陰言】
かげぐち。「奉公人に—を利(き)かれるのも辛し」〈紅葉・二人女房〉
かこち【託ち】
他にかこつけて恨み嘆くこと。「実体(じってい)の女房の—も恋なれば」〈露伴・露団々〉
かしゃ‐がた【花車方/花車形】
歌舞伎で、年増・老女に扮する女方。また、その役柄。女歌舞伎のツレにあたる女房方(かかがた)から生まれた。老女方(ふけおやま)。女房方。嬶方(かかがた)。
かず‐かず【数数】
1 数え上げる数の多いこと。種類の多いこと。あれこれ。いろいろ。副詞的にも用いる。「—の贈り物」「不平不満は—ある」 2 「数の子」の女房詞。「かずのこは—」〈女重宝記〉
数(かず)知(し)ら◦ず
数えきれないほど多い。限りなく多い。「女房なども—◦ず集ひ参りて」〈源・賢木〉
かた‐はずし【片外し】
1 江戸時代、御殿女中や武士の妻などの髪の結い方の一。下げ髪を輪に結び、笄(こうがい)を横に挿し、輪の一方を外したもの。 2 歌舞伎の女形用かつらの一。御殿女中や武家女房の役に使う。また、その役...
かた‐め【片目】
1 片方の目。 2 片方の目が見えないこと。独眼。 3 鮃(ひらめ)また鰈(かれい)をいう女房詞。
かたら・う【語らう】
[動ワ五(ハ四)]《動詞「かた(語)る」の未然形+反復継続の助動詞「ふ」から》 1 話し合う。むつまじく語り合う。「友と—・うひととき」 2 説得して味方にする。仲間に引き入れる。「浪士等数百名...