わたくし【私】
[名] 1 自分一人に関係のあること。個人的なこと。「—の用事で欠勤する」⇔公(おおやけ)。 2 公平さを欠いて、自分の都合や利益を優先すること。また、公共のための事物を私物化すること。「—を...
わたし【私】
[代]《「わたくし」の音変化》一人称の人代名詞。「わたくし」のくだけた言い方。現代では自分のことをさす最も一般的な語で、男女とも用いる。近世では主に女性が用いた。「—の家はこの近くです」「—とし...
わたし‐おんな【渡し女】
主人の食膳(しょくぜん)などを下級の女中から受け取って奥へ運ぶ役の女。「お末女、—に至るまで」〈浮・一代女・三〉
わたしだけのへや【私だけの部屋】
《原題A Room of One's Own》ウルフの著書。ケンブリッジ大学の女子寮で行われた講義にもとづく評論集。1929年刊。女性と文学、女性の自立の問題などを語る。別邦題「自分だけの部屋」。
わたしとことりとすずと【わたしと小鳥とすずと】
金子みすゞの詩。生前未発表。創作ノート「さみしい王女」にあった作品で、著者の代表作の一つ。
わたしのアントニーア【私のアントニーア】
《原題My Ántonia》キャザーの小説。1918年刊。米国開拓時代のボヘミア(チェコ)からの移民女性を主人公にした作品。
わた‐つみ【綿摘み】
1 成熟した綿花を摘み取ること。また、その人。綿取り。《季 秋》「—やたばこの花を見て休む/蕪村」 2 江戸時代に、塗り桶2を使って綿を延ばし、小袖の中入れ綿や綿帽子を作った仕事。また、それに従...
わたなべ‐たまえ【渡辺玉枝】
[1938〜 ]登山家。山梨の生まれ。神奈川県庁に勤務のかたわら、登山活動を開始。昭和52年(1977)マッキンリーに登頂。その後、キリマンジャロやマッターホルンの登頂にも成功した。平成14年(...
わた‐ぼうし【綿帽子】
1 真綿を広げて作ったかぶりもの。初めは防寒用として主に女性が用いた。のちには婚礼のときに新婦が前頭部をおおうのに用いるようになった。置き綿・被(かず)き綿・額(ひたい)綿。《季 冬》「声もせで...
わたり‐ぼうこう【渡り奉公】
あちこちを渡り歩き、主人を替えて奉公すること。「女ながら—程をかしきはなし」〈浮・一代女・四〉