わばん‐こうしゅ【和蕃公主】
中国の前漢・唐代に、西域などに住む異民族の君主を懐柔するために嫁がせられた王族または皇族の女性。匈奴(きょうど)に嫁した王昭君が有名。
わぶん‐たい【和文体】
平安時代、主に女性が平仮名を用いて書いた物語・日記などの文体。また、それにならった文体。→漢文体
わよう‐じょしだいがく【和洋女子大学】
千葉県市川市にある私立大学。明治30年(1897)設立の和洋裁縫女学院に始まり、和洋女子専門学校を経て、昭和24年(1949)新制大学として発足。
わら【蕨】
蕨(わらび)をいう女房詞。
わら‐かか【藁嚊】
わらくずにまみれ汚れている女房。農家の主婦。「稲臼をひく—に読んで聞かせ侍るに」〈浮・一代男・跋〉
わらわ【私/妾】
[代]《「わらわ(童)」の意から》一人称の人代名詞。女性がへりくだって自分をいう語。近世では、特に武家の女性が用いた。
わらわ【童】
1 束ねないで、垂らしたままの髪。童形の髪。また、そうした10歳前後の子供。童児。また、童女。わらべ。「清げなる—(=童女)などあまたいで来て」〈源・若紫〉 2 使い走りの子供。召使い。「例の御...
わらわ‐ぐるま【童車】
五節(ごせち)の童女(わらわ)が乗る牛車(ぎっしゃ)。
わらわ‐ごらん【童御覧】
五節(ごせち)の3日目である陰暦11月中(なか)の卯(う)の日に、五節の舞姫の付随の童女と下仕えの女房を清涼殿に召して天皇が観覧した儀式。
わらわ‐め【童女】
女の子。少女。めのわらわ。「うばら一人—一人そへて」〈読・春雨・宮木が塚〉