たて‐ぬき【経緯】
1 機(はた)の縦糸と横糸。けいい。 2 縦と横。けいい。 3 事の始終。すべて。「源氏、狭衣—に覚え、歌詠み、連歌を好みて」〈十訓抄・一〉
たん‐げい【端倪】
[名](スル)《「荘子」大宗師から。「端」ははじめ、「倪」はおわりの意》 1 物事の初めと終わり。事の始終。 2 物事の本と末、終わりと始めを推しはかること。あらかじめ予想すること。推測。「この...
たん‐せき【旦夕】
1 朝と晩。朝夕。朝暮。 2 つねづね。始終。副詞的にも用いる。「—怠らず」 3 差し迫っていること。危急が切迫していること。短時間。「自己(おのれ)は—に死を待ちぬ」〈蘆花・不如帰〉
ちから‐まさり【力勝り/力優り】
力が他人より強いこと。また、その人。「—に逢うて始終は叶はじと覚ゆるぞ」〈太平記・二九〉
ちゅう‐しん【注進】
[名](スル)《「注」は、しるす意》事件を書き記して上申すること。転じて、事件を急いで目上の人に報告すること。「御—に及ぶ」「事の始終を上司に—する」
ちん‐ちょう【沈重】
[名・形動]落ち着いていて、おもおもしいこと。また、そのさま。「始終—な玄機に制馭(せいぎょ)せられていた」〈鴎外・魚玄機〉
てん‐まつ【顛末】
《「顛(いただき)」から「末(すえ)」までの意》事の最初から最後までの事情。一部始終。「事件の—」
なく‐なく【泣く泣く】
[副]泣きながら。また、泣きたいほどつらい気持ちで。泣き泣き。「—一部始終を語る」「—条件をのむ」
ねん‐じゅう【年中】
1 《「ねんちゅう」とも》1年の間。年間。「—無休」 2 ある年代の間。年間。「宝暦—」 3 (副詞的に用いて)いつも。始終。「—働いてばかりいる」
はじめ【始め/初め】
1 はじめること。また、はじめた時期。「勤め—」「タバコの吸い—」⇔終わり。 2 物事の起こり。起源。「国の—」 3 物事を行う最も早い時期。最初のころ。副詞的にも用いる。「五月の—」「何をする...