うしかい‐わらわ【牛飼い童】
牛を使って牛車(ぎっしゃ)を進ませる者。成人後も童形(どうぎょう)の姿をした。牛健児(うしこでい)。
うし‐ぼとけ【牛仏】
衆生の利益のため、牛の姿になって現れた仏。
うしろ‐かげ【後ろ影】
その場を去って行く人の後ろ姿。
うしろ‐すがた【後ろ姿】
後ろから見た人の姿。
うしろ‐つき【後ろ付き】
後ろから見た姿形。後ろ姿。「スッと起った所を見ると、スラリとした—だ」〈二葉亭・平凡〉
うしろ‐で【後ろ手】
1 両手を背に回すこと。「—に縛る」 2 《「で」は方向・状態などを示す》 ㋐後ろの方向。「敵の—にまわる」 ㋑後ろ姿。「簾(す)に添ひたる—も、をかし」〈枕・二〇〇〉
後(うし)ろ弁天(べんてん)前(まえ)般若(はんにゃ)
後ろ姿は美しいが、顔はそうでないこと。後ろ弁天前不動。
うじ‐にんぎょう【宇治人形】
京都府宇治市で作られる木彫り人形。茶の木を材料に茶摘み女の姿などに作る。刀法・彩色などは奈良人形に似る。茶の木人形。
うじ‐まる【宇治丸】
《宇治川でとれる鰻(うなぎ)で作る姿鮨(すがたずし)が評判で、宇治丸とよばれたところから》鰻鮨。また、鰻のかば焼き。うじまろ。
うずまき
(うづまき)上田敏の中編小説。明治43年(1910)発表。詩人・英文学者として知られる著者による唯一の小説。 (渦巻)渡辺霞亭による長編の家庭小説。華族の家督相続争いの中で苦難を乗り越えてい...