ねんき‐むこ【年季婿】
一定の年限を約束して妻の家へ住み込んで働き、その務めを終えると妻を連れて自分の家に帰る婚姻形態。東北地方に近年まで存続していた習俗。その年限によって三年婿・五年婿などとよばれた。帰り婿。
はな‐むこ【花婿/花聟/花壻】
結婚したばかりの男性。また、結婚式でこれから婿になる男性。新郎。⇔花嫁。
むこ【婿/聟/壻】
1 結婚して妻の家系に入った男性。「—を取る」⇔嫁。 2 娘の夫。娘むこ。女婿(じょせい)。⇔嫁。 3 結婚したばかりの男性。また、結婚式でこれから婿になる男性。新郎。はなむこ。⇔嫁。
むすめ‐むこ【娘婿】
娘の夫。女婿(じょせい)。
もこ【婿】
1 相手。仲間。「ちはやぶる宇治の渡りに棹(さを)取りに速けむ人しわが—に来む」〈記・中・歌謡〉 2 「むこ(婿)」に同じ。〈新撰字鏡〉
もらい‐むこ【貰い婿】
他家から男子を迎えて婿にすること。また、その婿。養子。 [補説]狂言の曲名別項。→貰聟(もらいむこ)
れい‐せい【令婿】
他人を敬って、そのむこをいう語。