うれしの‐やき【嬉野焼】
伊万里(いまり)焼の一。嬉野市付近で生産。褐色の粘土に黒釉のもの、また、白はけ目の上に褐・緑彩の絵皿など。
うれし・ぶ【嬉しぶ】
[動バ上二]うれしく思う。うれしがる。うれしむ。「一(ひとり)の童子を将(ゐ)て、雪の上に—・ぶ」〈皇極紀〉
うれし・む【嬉しむ】
[動マ四]「うれしぶ」に同じ。「忠国かつ驚き、かつ—・みて」〈読・弓張月・前〉
き【嬉】
[人名用漢字] [音]キ(呉)(漢) [訓]うれしい たのしむ。遊び喜ぶ。「嬉嬉・嬉戯・嬉笑・嬉遊」 [名のり]よし
き‐き【嬉嬉/嘻嘻】
[ト・タル][文][形動タリ]笑い楽しむさま。喜びうれしがるさま。「—として戯れる」
き‐ぎ【嬉戯】
[名](スル)うれしそうに遊び戯れること。「鞠(まり)投げに—するさま」〈藤村・伸び支度〉
き‐しょう【嬉笑/嘻笑】
[名](スル)喜び笑うこと。「—にも相感じ怒罵にも相感じ」〈二葉亭・浮雲〉
き‐ゆう【嬉遊】
[名](スル)楽しみ遊ぶこと。
きゆう‐きょく【嬉遊曲】
⇒ディベルティメント
きゆうしょうらん【嬉遊笑覧】
江戸後期の随筆。12巻。付録1巻。喜多村信節(きたむらのぶよ)著。文政13年(1830)成立。諸書から江戸の風俗習慣や歌舞音曲などを中心に社会万般の記事を集め、28項目に類別して叙述したもの。