フェルミ‐じゅんい【フェルミ準位】
フェルミディラック統計に従うフェルミ粒子が絶対零度において示す最大のエネルギー準位。電子などのフェルミ粒子はパウリの原理により、エネルギー準位の低い順から一つずつ粒子が埋まり、あるエネルギーを超...
フェルミディラック‐とうけい【フェルミディラック統計】
半整数のスピンをもつフェルミ粒子の集まりが示す統計的性質。1926年にイタリアのフェルミと英国のディラックがそれぞれ独立して発見。パウリの原理により、一つの状態に0個または1個の粒子しか占有でき...
フェルミ‐の‐パラドックス
《Fermi paradox》イタリアの物理学者E=フェルミが発した「もし宇宙人が存在するなら、いったいどこにいるのか」という問いに由来する矛盾。宇宙の年齢が十分に長く、恒星の数も膨大であるため...
フォーマルハウト【Fomalhaut】
南の魚座のα(アルファ)星。「南の魚の口」を意味するアラビア語に由来する。明るさは1.2等で、距離25光年。10月中旬に南中し、明るい星が少ない秋の南天の星空の中にあって、比較的目立つ。2008...
ふかち‐ろん【不可知論】
《agnosticism》哲学で、経験や現象とその背後にある超経験的なものや本体的なものとを区別し、後者の存在は認めるが認識は不可能とする説。また、後者の存在そのものも不確実とする説。
ふか‐とく【不可得】
1 求めようとしても得られないこと。 2 仏語。すべての存在は空(くう)であって、固定的なものは何も得られないということ。
ふかんぜん‐けっしょう【不完全結晶】
格子欠陥や不純物を含む結晶。結晶格子に配列の乱れがない完全結晶は事実上存在しないため、結晶構造の乱れに大きく依存する物理的性質を調べる際に、不完全結晶と呼んで区別する。不整結晶。
ふく‐ざい【伏在】
[名](スル)表に現れないで隠れて存在していること。潜在。「背後に難題が—している」
ふくじ‐てき【副次的】
[形動]ある事柄・状態が、他のものに付随した存在であったり、従属した関係にあったりするさま。二次的。「—な現象」
ふく‐りゅう【伏流】
[名](スル) 1 地上の流水が、ある区間だけ地下を流れること。また、その流水。扇状地や火山灰地などに多い。 2 物事の基底に、ある内容や動きが存在すること。また、そのもの。