ぎんがかん‐くうかん【銀河間空間】
銀河間の空間。恒星間の星間空間に比べて密度は低く、銀河間物質として、1立方メートル当たり10個程度の電離した水素が存在する。
ぎんがかん‐ぶっしつ【銀河間物質】
銀河間空間に存在する非常に希薄な物質。電離した水素を主成分とするガスが、1立方メートル当たり10個程度存在する。宇宙全体では、暗黒物質を除く通常の物質のおよそ半分が銀河間物質であると考えられている。
くう【空】
[名] 1 天と地との間。大空(おおぞら)。空間。「—を切る」「—をつかむ」 2 《(梵)śūnyaの訳。うつろであること、ない、の意》仏語。すべての事物はみな因縁によってできた仮の姿で、永久...
くう‐かい【空界】
仏語。六界の一。ものの存在を許す空間。遮るものや邪魔するもののないすきま。
くう‐かん【空間】
1 物体が存在しないで空いている所。また、あらゆる方向への広がり。「—を利用する」「宇宙—」「生活—」 2 哲学で、時間とともにあらゆる事象の根本的な存在形式。それ自体は全方向への無限の延長とし...
くうかん‐ほうしゃせん【空間放射線】
大気中に存在する放射線。宇宙線や天然放射性元素から放出される自然放射線が主。原子力施設で発生する人工放射線の影響を検知するため、モニタリングポストなどが設置され、空間放射線量率などが常時測定され...
くうかん‐ほうしゃせんりょうりつ【空間放射線量率】
空間に存在する放射線の単位時間あたりの量。サーベイメーターやモニタリングポストによって測定される。単位はナノグレイ毎時(nGy/h)またはマイクロシーベルト毎時(μSv/h)。放射性物質の漏出な...
くう‐がん【空観】
仏語。一切の存在には本性がなく、実体をもたないという真理を観想する方法。
くう‐くう【空空】
[名]仏語。宇宙間の一切の存在はすべて空であり、その空であるという道理自体も空であるということ。 [ト・タル][文][形動タリ] 1 何もないさま。むなしいさま。「—たる蒼穹(そうきゅう)」...
くう‐そく‐ぜ‐しき【空即是色】
仏語。一切の存在は現象であって空であるが、その空であることが体得されると、その現象としての存在がそのまま実在であるとわかるということ。「般若心経(はんにゃしんぎょう)」には「色即是空、空即是色」...