てんねん‐きねんぶつ【天然記念物】
学術上価値の高い動物・植物・地質鉱物、およびそれらの存在する地域で、その保護・保存を指定されているもの。文化財保護法によるほか、地方公共団体の条例によっても定められる。→特別天然記念物
てんねん‐しげん【天然資源】
天然に存在して、人間の生活や生産活動に利用しうる物資・エネルギーの総称。土地・水・埋蔵鉱物・森林・水産生物など。
てんねん‐しぜん【天然自然】
《同じ意味の語を重ねて強調したもの》 1 人為によらないで存在するものや現象。「—の美」 2 (副詞的に用いて)物事がおのずから起こるさま。ひとりでに。「—自分を開放してしまった」〈漱石・明暗〉
てんねん‐ほうしゃせいかくしゅ【天然放射性核種】
自然界に存在する放射性核種。ウラン系列、アクチニウム系列、トリウム系列などの崩壊系列に属するものがある。→人工放射性核種
てんねん‐ほうしゃせいげんそ【天然放射性元素】
自然界に存在する放射性元素。ウラン系列・トリウム系列・アクチニウム系列のものやカリウム・ルビジウムなど。
てんねん‐ほうしゃせいどういたい【天然放射性同位体】
放射性同位体のうち、天然に存在するもの。原子炉や加速器などで人工的に作られるものを人工放射性同位体という。
てんねん‐ほうしゃのう【天然放射能】
自然界に存在する天然放射性元素がα(アルファ)線・β(ベータ)線・γ(ガンマ)線などの放射線を出す性質。自然放射能。
てんねん‐ゆうきかごうぶつ【天然有機化合物】
自然界に存在する有機化合物。動植物の生体で産するもののほか、生物の遺物に由来する石炭や石油も含まれる。
ディディマ【Didyma/ίδυμα】
小アジアにあったイオニア人の聖域。現在のトルコ西部の町ディディムにあり、古代都市ミレトスの南約20キロメートルに位置する。イオニア人が定住する以前から地神の神託所が存在し、紀元前8世紀から前6世...
ディー‐エス‐エル【DSL】
《deep scattering layer》海底に向けて超音波を発射したときに、音波を反射させる動物プランクトンの密集あるいは魚群などの存在を示す層。深海音波散乱層。