こま‐じゃく【高麗尺】
朝鮮半島から伝えられ、大宝令制定以前に用いられたといわれる尺。曲尺(かねじゃく)の1尺1寸7分にあたる。
こま‐どり【小間取り/駒取り】
1 勝負事で、人を左右二組みに分けるとき、一・三・五の人を左に、二・四・六の人を右にと、互い違いに分けること。「殿の君たちを五所づつ—にとりて」〈延宝版宇津保・菊の宴〉 2 「子を捕ろ子捕ろ」に...
こやす‐がい【子安貝】
タカラガイ科に属する巻き貝の俗称。特に大形のハチジョウダカラガイをさすことが多い。安産のお守りとされた。《季 春》「—二見の浦を産湯かな/其角」→宝貝(たからがい)
コランダム【corundum】
酸化アルミニウムからなる鉱物。ダイヤモンドに次いで硬い。六方晶系。赤色のものをルビー、青色のものをサファイアといい、人工的にも作られる。宝石・研磨剤に利用。鋼玉。
こ‐りつ【古律】
1 古い規律。昔の法律。 2 養老律に対して、大宝律のこと。→大宝律令
コロネット【coronet】
1 王子や貴族の宝冠。 2 宝石を飾った冠に似たアクセサリー。
こんこうみょうきょう【金光明経】
大乗経典。唐の義浄訳「金光明最勝王経」10巻のほかに、曇無讖(どんむせん)訳「金光明経」4巻、宝貴(ほうき)訳「合部金光明経」8巻などがある。最勝会はこの経による法会。鎮護国家の三部経の一。
こんごう‐ざ【金剛座】
金剛でできている宝座。釈迦(しゃか)が悟りを開いたときの座所。
こんごうしょう‐じ【金剛証寺】
三重県伊勢市朝熊(あさま)山にある臨済宗南禅寺派の別格本山。山号は勝峰山。開創は天長2年(825)、開山は空海。元中9年=明徳3年(1392)東岳文昱(ぶんいく)が中興、臨済宗となる。所蔵の朝熊...
こんごう‐じ【金剛寺】
大阪府河内長野市天野町にある真言宗の寺。山号は天野山。天平年間(729〜749)行基の開山と伝える。承安元年(1171)から阿観によって再興。後白河法皇の妹八条女院の祈願所となって以来、女人高...