ご‐せち【五節】
1 奈良時代以後、大嘗祭(だいじょうさい)・新嘗祭(にいなめさい)に行われた五節の舞を中心とする宮中行事。例年陰暦11月、中の丑(うし)の日に帳台の試み、寅(とら)の日に殿上(てんじょう)の淵酔...
ご‐せちえ【五節会】
平安時代、宮中で催した五つの節会。元日・白馬(あおうま)・踏歌(とうか)・端午・豊明(とよのあかり)の称。
ごぜん‐ひこう【御前披講】
宮中御歌会のとき、天皇の前で和歌を詠み上げること。
ご‐たち【御達】
《「ご」は婦人の敬称》 1 身分ある女性たちを敬っていう語。ご婦人がた。「粥(かゆ)の木引き隠して、家の—、女房などのうかがふを」〈枕・三〉 2 宮中・貴族の家に仕える上級の女房たちを敬っていう...
ごてん‐じょちゅう【御殿女中】
1 江戸時代、宮中・将軍家・大名などの奥向きに仕えた女中。奥女中。 2 陰険な策謀を巡らして人を陥れようとする女、底意地の悪い女のたとえ。「愛子の上に加えられる—風な圧迫とを」〈有島・或る女〉
ごめん‐げた【御免下駄】
宮中で雨天の際、特に履くことを許された畳付きの楕円形の駒下駄。宮中での履物は草履に限られていたところからいう。
ご‐よう【御用】
1 ある人を敬って、その用事・入用などをいう語。また、用事・入用などを丁寧にいう語。「何か—ですか」「—を承ります」 2 宮中・政府などの公の用務・用命。「宮内庁の—を達する店」→御用達(ごよう...
ごよう‐しょうにん【御用商人】
1 宮中・官庁などへ用品を納めることを認可された商人。御用達(ごようたし)。 2 江戸時代、幕府・諸藩に出入りを許されて用品納入や金銀の調達などをした特権商人。御用達。
ごよう‐たし【御用達】
1 (「ごようたつ」とも)宮中・官庁などへ用品を納めること。「宮内庁—の品」 2 「御用商人」に同じ。
ごよう‐もの【御用物】
宮中や官庁の用に供する品物。