よせ【寄せ】
1 寄せること。寄せ集めること。「人—」「客—」 2 囲碁・将棋の終盤戦の細かい詰め。 3 望みを寄せること。信任。信頼。「時世の—今一きはまさる人には」〈源・明石〉 4 一身上の力となる人。後...
よせ‐か・ける【寄(せ)掛ける】
[動カ下一][文]よせか・く[カ下二] 1 そばへ寄せて立てかける。もたせかける。「はしごを壁に—・ける」 2 攻め寄せる。押し寄せる。「—・けて打つ白波の音高く」〈謡・夜討曽我〉
よせ‐だいこ【寄(せ)太鼓】
1 攻め寄せる合図に打ち鳴らす太鼓。せめだいこ。 2 興行などで、客寄せのために打つ太鼓。
よせ‐づな【寄せ綱】
物を引き寄せるための綱。「多胡(たご)の嶺(ね)に—延(は)へて寄すれどもあにくやしづしその顔よきに」〈万・三四一一〉
よせ‐て【寄(せ)手】
攻め寄せる側の軍勢。
よせ‐ばし【寄(せ)箸】
嫌い箸の一。食器を、箸で手元に引き寄せること。
よせ‐ひだ【寄せ襞】
ひだを寄せること。特に、袴(はかま)の前部中央に寄せてとるひだ。
よそ・る【寄る】
[動ラ四] 1 自然に引き寄せられる。「荒山も人し寄すれば—・るとぞいふ」〈万・三三〇五〉 2 波が打ち寄せられる。寄せる。「白波の—・る浜辺に別れなばいともすべなみ八度袖振る」〈万・四三七九〉...
よび‐あ・げる【呼(び)上げる】
[動ガ下一][文]よびあ・ぐ[ガ下二] 1 大声で呼ぶ。また、次々に呼ぶ。「氏名を—・げる」 2 下にいる者を呼んで上がらせる。「舞台に観客の一人を—・げる」 3 呼び寄せる。呼びつける。「ある...
よび‐こ・す【呼び越す】
[動サ四]呼び寄せる。「垣越しに犬—・して鳥狩(とがり)する君」〈万・一二八九〉