かき‐よ・せる【掻き寄せる】
[動サ下一][文]かきよ・す[サ下二] 1 ばらばらに散らばっているものを、一つ所に寄せ集める。「落ち葉を熊手で—・せる」 2 自分の近くに引き寄せる。「毛布を—・せる」
かこつ・ける【託ける】
[動カ下一][文]かこつ・く[カ下二]直接には関係しない他の事と無理に結びつけて、都合のよい口実にする。他の物事のせいにする。事寄せる。「来客に—・けて酒を飲む」
かず・ける【被ける】
[動カ下一][文]かづ・く[カ下二] 1 責任などを押しつける。人のせいにする。転嫁する。「罪を人に—・ける」 2 かこつける。事寄せる。口実にする。「出張に—・けて私用を足す」 3 頭にかぶせ...
かた‐おなみ【片男波】
《「万葉集」九一九の山部赤人の歌「和歌の浦に潮満ち来れば潟(かた)を無み葦辺(あしべ)をさして鶴(たづ)鳴き渡る」の「潟を無み」をもじった語》打ち寄せる波のうちの高い波。おなみ。「寄せては帰る—...
かた‐おもむき【片趣】
[名・形動ナリ]心を一方にばかり寄せること。いちずなさま。「—なるをば、猪武者とてよきにはせず」〈平家・一一〉
か‐たく【仮託】
[名](スル)他の物事を借りて言い表すこと。事寄せること。「動物界に—した寓話」
かた‐そ・う【片添ふ】
[動ハ下二]片方へ寄せる。片寄せる。「山かげに—・へて大きやかなる巌(いはほ)のそばだてるを」〈増鏡・新島守〉
かた‐よ・せる【片寄せる】
[動サ下一][文]かたよ・す[サ下二] 1 一方へ寄せる。「—・せた障子に影がさす」〈漱石・虞美人草〉 2 一つの所にまとめる。かたづける。「十吉はそれを一々手の平に拾い集めて—・せて見た」〈三...
かた‐わき【片脇】
1 片方のわきの下から胸の側面にかけての辺り。「—に抱える」 2 かたわら。わき。「—に寄せる」 3 中心から離れた所。田舎。場末。「—には今に天人唐草目にしむ」〈浮・胸算用・三〉
かべ‐ぎわ【壁際】
壁に近いあたり。壁に接するところ。「机を—に寄せる」