よせ・くる【寄(せ)来る】
[動カ変][文]よせ・く[カ変] 1 波が寄せてくる。「—・くる波」 2 軍勢などが攻め寄せてくる。「—・くる大軍」 3 新しい時代や文化などが押し寄せてくる。「—・くる民主化の波」
よせ‐ごと【寄せ事】
かこつける事柄。口実。「今の若い者が参宮を—にいたづら参り」〈浮・織留・四〉
よせ‐ざる【寄(せ)猿】
「送り猿」に同じ。
よせ‐ざん【寄(せ)算】
「足し算」に同じ。
よせ‐しき【寄(せ)敷(き)】
畳や板敷きと壁との境目に、敷居と同じ高さにそろえて取り付ける横木。
よせ‐せき【寄(せ)席】
「よせ(寄席)」に同じ。
よせ‐だいこ【寄(せ)太鼓】
1 攻め寄せる合図に打ち鳴らす太鼓。せめだいこ。 2 興行などで、客寄せのために打つ太鼓。
よせ‐つぎ【寄(せ)接ぎ】
「呼び接ぎ」に同じ。
よせ‐つ・ける【寄(せ)付ける】
[動カ下一][文]よせつ・く[カ下二]近くへ来させる。近寄らせる。寄りつかせる。「彼には人を—・けない厳しさがある」
よせ‐づな【寄せ綱】
物を引き寄せるための綱。「多胡(たご)の嶺(ね)に—延(は)へて寄すれどもあにくやしづしその顔よきに」〈万・三四一一〉