ながれ‐ぎ【流れ木】
1 りゅうぼく。 2 流人をたとえていう語。「名取河あふせによどむ—の寄るかた知らでぬるる袖かな」〈続後拾遺・恋一〉
なつ‐の‐むし【夏の虫】
夏に出る虫。特に、灯火に慕い寄るガの類。夏虫。《季 夏》
なみ‐よ・る【並み寄る】
[動ラ四]並んで一方に寄る。並んで寄り合う。「風ふけば門田の稲も—・るにいかなる人か過ぎて行くらむ」〈和泉式部集・上〉
にじり‐よ・る【躙り寄る】
[動ラ五(四)]座ったままじりじりとひざで進み寄る。「火鉢のそばに—・る」「—・って耳打ちする」
にじ・る【躙る/躪る】
[動ラ五(四)] 1 座ったまま、少しずつひざを使って進む。「—・って近くへ寄る」 2 押しつけてすり動かす。「煙草の火を—・って消す」
ぬすみ‐あし【盗み足】
足音をたてずにそっと歩くこと。ぬきあし。「—で忍び寄る」
ねじ‐よ・る【捩ぢ寄る/捻ぢ寄る】
[動ラ四]じわじわとそばに寄る。にじり寄る。「花の本(もと)には—・り、立ち寄り」〈徒然・一三七〉
ねずみ‐なき【鼠鳴き】
「ねずなき」に同じ。「簾の内から—、何事かと寄る袖の時雨」〈浮・新色五巻書・三〉
のぞ・く【覗く/覘く/窺く/臨く】
[動カ五(四)] 1 物陰やすきま、小さな穴などから見る。「鍵穴から—・く」「部屋を—・く」 2 装置を用いて物体を見る。「望遠鏡を—・く」 3 高い所から低い所を見る。「谷底を—・く」 4 ひ...
はい‐よ・る【這い寄る】
[動ラ五(四)]這って近寄る。そっと近寄る。「枕元に—・る」