にくすい‐かじょ【肉穂花序】
穂状花序の特殊化したもの。多肉な花軸の周囲に柄のない花が多数密生するもの。仏炎苞(ぶつえんほう)をもつ。テンナンショウ・ミズバショウなどにみられる。
ぬま‐とらのお【沼虎の尾】
サクラソウ科の多年草。湿地に群生し、高さ40〜70センチ。葉は長楕円形で、互生する。夏、茎の先に総状に多数の白い小花が密生して咲く。ぬまはぎ。
ぬるで【白膠木】
ウルシ科の落葉小高木。山野に生え、葉は卵形または楕円形の小葉からなる羽状複葉で、葉軸に翼があり、秋に紅葉する。雌雄異株。夏、枝の先に白い小花を円錐状につけ、果実は白くて短毛を密生。葉にできる虫こ...
ねぎ【葱】
ヒガンバナ科の多年草。葉は太い管状で先がとがり、中に粘液を含む。初夏、管状の花茎を出し、先にねぎ坊主とよばれる白緑色の小花が球状に密生する。野菜として栽培され、葉の白い部分を食べるものを根深ネギ...
ねくい‐はむし【根食葉虫】
ハムシ科の昆虫。体は小形で細長く、金属光沢があり、腹側には銀色の微毛が密生する。半水生。幼虫は水草やスゲの根を食べる。いねねくいはむし。ねくいむし。
ねこ‐やなぎ【猫柳】
ヤナギ科の落葉低木。川岸に多く、葉は長楕円形で、裏は白みがかっている。雌雄異株。早春、葉より先に、赤褐色の鱗片(りんぺん)が取れて白い毛を密生した雄花穂や雌花穂が現れる。かわやなぎ。えのころやな...
の‐ぢしゃ【野萵苣】
スイカズラ科の一年草または二年草。道端や土手などに群生し、高さ10〜35センチ。茎は二また状に枝分かれし、長楕円形の葉が対生し、初夏、淡青色の小花を密生する。ヨーロッパ原産の帰化植物。葉をサラダ...
ノルウェージャンフォレスト‐キャット【Norwegian forest cat】
家猫の一品種。ノルウェー原産。やや大形で、毛は長く密生している。
はこね‐こめつつじ【箱根米躑躅】
ツツジ科の常緑小低木。岩壁などに生え、高さ約20〜60センチ。毛のある楕円形の小さい葉が密生。7月ごろ、白い筒状の花をつける。箱根で発見されたが、秩父・富士山などにも分布。
はこね‐だけ【箱根竹】
アズマネザサの一品種。高さ2〜4メートル。節間は長く、節ごとに枝を密生。春、緑紫色の穂をつける。地下茎がパイプなど細工物に利用され、箱根周辺に特に多い。