ふゆ‐いちご【冬苺】
バラ科の蔓性(つるせい)の常緑小低木。関東以西の暖地に分布し、高さ約30センチ。葉は円状の五角形で、裏面に毛が密生する。夏に白い5弁花が咲き、冬には実が赤く熟し、食べられる。寒苺(かんいちご)。...
ぶんぶく‐ちゃがま【文福茶釜/分福茶釜】
《「ぶんぶく」は茶の沸き立つ音を擬して、それに当て字したもの》群馬県館林市の茂林寺に伝わる茶釜。伝説では、守鶴という老僧の愛用していた茶釜が、くんでもくんでも湯がなくならないので不思議がられて...
べに‐しだ【紅羊歯】
オシダ科の常緑の多年生のシダ。林下にみられ、根茎から束生する。葉柄は長く、黒褐色の鱗片(りんぺん)が密生。葉は長さ30センチ〜1メートルで、羽状に裂けており、裏面につく胞子嚢(ほうしのう)は若い...
べに‐の‐き【紅の木】
ベニノキ科の半落葉性の小高木。樹皮は赤褐色。葉は大形の心臓形で、強光を避けて回転する性質がある。秋に紅色か白色の5弁花をつけ、実は三角状で刺が密生し、中に種子が数十個入っている。赤い仮種皮からと...
ベルクロ【Velcro】
面ファスナーの一種。2枚のナイロンテープのうち1枚には鉤(かぎ)状の微小な突起があり、もう1枚には無数の輪が密生しているので、これらを合わせることにより、相互にかみ合って密着するようになっている...
ペコロス
直径4センチ前後の小さなタマネギ。普通種のタマネギを密生させて栽培し、大きくならないようにしたもの。 [補説]名称は、大正末から昭和の初めごろ日本に伝来した際に、ヨーロッパで呼ばれていた名が取り...
ほうおう‐ちく【鳳凰竹】
ホウライチクの変種。幹は叢生して枝が密生し、葉は小さい。庭園などに植える。鳳尾竹(ほうびちく)。南京竹(ナンキンだけ)。
まそ‐むら【真麻群】
麻の密生した所。「上野(かみつけの)安蘇(あそ)の—かき抱(むだ)き寝(ぬ)れど飽かぬをあどか我(あ)がせむ」〈万・三四〇四〉
マニラ‐あさ【マニラ麻】
バショウ科の多年草。高さ約7メートルに達する。バナナに似るが、葉は幅が狭くて密生してつく。茎は地下茎で、地上のものは葉鞘(ようしょう)が重なり合った偽茎。上が雄花、下が雌花からなる穂をつける。葉...
まる‐はなばち【丸花蜂/円花蜂】
ミツバチ科マルハナバチ属の昆虫の総称。体長15〜25ミリ。体はずんぐりし、長毛が密生する。花粉を媒介し、巣を地中に作って家族生活を営み、巣房は蜜蝋(みつろう)を分泌して球形や卵形に作られる。他の...