ひん‐かん【貧寒】
[名]貧しく、さむざむとしていること。また、中身が乏しいこと。「思想の—」 [ト・タル][文][形動タリ]貧しく、さむざむとしたさま。また、中身の貧弱なさま。「—たる福祉政策」
ふう‐かん【風寒】
風と寒さ。また、風が吹いて寒いこと。「はだえ堅く血気つよくなりて—に感ぜず」〈和俗童子訓・一〉
ぼう‐かん【防寒】
寒さをふせぐこと。「—対策」
やや‐さむ【稍寒】
秋になって少し寒さを感じること。うそさむ。そぞろさむ。《季 秋》「—や一万石の城下町/虚子」
よ‐かん【余寒】
立春後の寒さ。寒が明けてもなお残る寒さ。残寒。「—厳しき折から」《季 春》「鎌倉を驚かしたる—あり/虚子」
よ‐さむ【夜寒】
夜の寒さ。特に、秋が深まって夜の寒さが強く感じられること。また、その季節。《季 秋》「あはれ子の—の床の引けば寄る/汀女」
れい‐かん【冷寒】
[名・形動]冷たく寒いこと。また、そのさま。寒冷。「—な(の)地」
れっ‐かん【烈寒】
はげしい寒さ。酷寒。