ね‐ごころ【寝心】
「寝心地」に同じ。「ああ、—の好(い)い思いをしたのは、その晩切(きり)さ」〈鏡花・歌行灯〉
ね‐ござ【寝茣蓙】
敷いて寝るのに用いるござ。《季 夏》
ね‐ごし【寝越し】
前もって寝ておくこと。寝だめ。
ね‐ざま【寝様】
寝ているようす。寝すがた。寝相(ねぞう)。「この睦じい—がふいと七八年前の事を思返させた」〈荷風・ふらんす物語〉
ね‐ざ・む【寝覚む】
[動マ下二]眠りから覚める。目を覚ます。「はかなくて君にわかれし後よりは—・めぬ夜なくものぞ悲しき」〈夜の寝覚・一〉
ね‐ざめ【寝覚め】
1 眠りから覚めること。めざめること。「—がよい」 2 「寝覚め提げ重」の略。「—にもろこし餅、酒など持たせて」〈浮・一代男・六〉
寝覚(ねざ)めが悪(わる)・い
眠りから覚めたときの気分がよくない。転じて、過去の行為を思い出し、良心に責めさいなまれる。「むごい仕打ちをした後は—・い」 [補説]文化庁が発表した平成27年度「国語に関する世論調査」では、本来...
ね‐しずま・る【寝静まる】
[動ラ五(四)]夜が更け、人々が皆寝てしまってあたりがしんと静かになる。「街が—・る」
ね‐しな【寝しな】
《「しな」は、…するときの意の接尾語》寝ようとするとき。また、眠りについたばかりのころ。ねぎわ。「—に電話が鳴る」
ね‐しゃか【寝釈迦】
《「ねじゃか」とも》釈迦入滅のときの寝姿をかたどった像。涅槃(ねはん)像。寝仏(ねぼとけ)。《季 春》「小うるさい花が咲くとて—かな/一茶」