ね‐しょうがつ【寝正月】
どこにも出かけず正月を家でゆっくり寝て過ごすこと。また、病気で正月を寝て過ごす場合、縁起をかついでいう。《季 新年》「次の間に妻の客あり—/草城」
ね‐じき【寝敷(き)】
[名](スル)「寝押し」に同じ。
ね‐じたく【寝支度】
寝るための用意。寝る準備をすること。「—を調える」
ねじろ‐たかがや【根白高萱】
川水などに洗われて、根が白く高く現れた萱。「川上の—あやにあやにさ寝さ寝てこそ言(こと)に出にしか」〈万・三四九七〉
ね‐すがた【寝姿】
寝ている姿。「あられもない—」
ね‐す・ぎる【寝過ぎる】
[動ガ上一][文]ねす・ぐ[ガ上二] 1 いつもより時間を長く寝てしまう。「—・ぎて頭がぼんやりする」 2 「寝過ごす」に同じ。「—・ぎて列車に遅れる」
ね‐すぐ・す【寝過ぐす】
[動サ四]「寝過ごす」に同じ。「恐ろしと思ひ明かし給ひける名残りに—・して」〈源・野分〉
ね‐すご・す【寝過ごす】
[動サ五(四)]起きる予定の時刻が過ぎても寝ている。「—・して遅刻する」
ねず‐なき【鼠鳴き】
1 ネズミが鳴くこと。また、その鳴き声。ねずみなき。「うつくしきもの…雀の子の—するに踊り来る」〈枕・一五一〉 2 人がネズミの鳴き声をまねて出す声。人の注意を促したり、合図をしたりするときにす...
ねず‐の‐ばん【不寝の番】
1 一晩じゅう眠らないで番をすること。また、その人。不寝番(ふしんばん)。ねずばん。 2 江戸時代、遊女屋で、灯火の油などをさしたりしながら、一晩じゅう起きていて火の用心をする者。ねずばん。「廊...