あい‐ちょう【愛寵】
特別に目をかけてかわいがること。寵愛。「—比無き李夫人の兄たる弐師(じし)将軍」〈中島敦・李陵〉
おん‐ちょう【恩寵】
1 神や主君から受ける恵み。慈しみ。 2 キリスト教で、人類に対する神の恵み。
くん‐ちょう【君寵】
主君から特に目をかけられること。主君から受ける寵愛。「—をこうむる」
せい‐ちょう【聖寵】
《(ラテン)Gratia》カトリック教会で、キリストの十字架上の死による、神の人間に対する救いの業をはじめ、無償で与える超自然の恵みをいう。プロテスタント教会では恩寵・恩恵などという。ガラサ。
ちょう【寵】
特別にかわいがること。また、非常に気に入られること。寵愛。「主君の—をほしいままにする」
ちょう【寵】
[人名用漢字] [音]チョウ(漢) 1 いつくしむ。いつくしみ。「恩寵・天寵」 2 気に入ってかわいがる。お気に入り。「寵愛・寵姫(ちょうき)・寵児・寵臣/内寵」 [名のり]うつくし・よし
てん‐ちょう【天寵】
天の恵み。また、天子の慈しみ。
ない‐ちょう【内寵】
君主などがひそかに妾(めかけ)などを寵愛すること。また、その寵愛される人。
れい‐ちょう【霊寵】
神仏などの尊い恵み。