じ‐もつ【寺物】
寺に属する調度品や道具。
じ‐もん【寺門】
1 寺の門。また、寺。 2 「寺門派」の略。 園城寺(おんじょうじ)(三井寺(みいでら))の異称。
じもん‐は【寺門派】
天台宗の一派。滋賀県大津市の園城寺を総本山とし、円珍を祖とする。→山門派
じ‐やく【寺役】
寺の仕事。また、それをする僧。「—の法師、貫ざしながら相渡して」〈浮・永代蔵・一〉
じ‐りょう【寺領】
寺の所有する領地。
てら【寺】
1 《礼拝所の意の朝鮮語chyölからとも、長老の意のパーリ語theraからともいう》僧または尼が住み、仏像を安置して、仏道を修行し、仏事を行う建物。寺院。精舎。伽藍(がらん)。 2 (延暦寺を...
てら‐あずけ【寺預け】
室町末期から安土桃山時代にかけて、罪人を寺に預けて禁錮したこと。寺入(てらい)り。
てら‐い【寺井】
寺の境内にわく清水。また、寺の井戸。「もののふの八十娘子(やそをとめ)らが汲みまがふ—の上の堅香子(かたかご)の花」〈万・四一四三〉
てら‐いり【寺入り】
1 寺子屋に入門すること。また、その子供。「浅之進七八歳の頃より—の初清書」〈風流志道軒伝〉 2 ⇒寺預(てらあず)け 3 自家からの失火・不行跡などがあったときに、寺にこもって謹慎したこと。
てら‐うけ【寺請】
1 近世、庶民がキリシタン信徒ではなく檀徒であることを、その檀那寺(だんなでら)に証明させた制度。 2 「寺請状」の略。