ほうけん‐ちだい【封建地代】
封建社会で、領主が農民から経済外的強制によって取り上げる地代。労働地代(賦役)・生産物地代・貨幣地代の三形態がある。
ほうけん‐てき【封建的】
[形動]封建制度特有の性質をもっているさま。一般に、上下関係を重視し、個人の自由や権利を認めないさまをいう。「—な考え方」「—な企業体質」
ほう‐こう【封侯】
諸侯に封じること。また、封土を与えられて諸侯の列に連なること。
ほう‐こく【封国】
土地を諸侯に分け与えること。また、その土地。「須加是南王—の後、離居相見ざること既に十星霜を経たれば」〈永峰秀樹訳・暴夜物語〉
ほう‐さく【封冊】
王侯に封じる旨を記した詔書。
ほうし‐ちょうだ【封豕長蛇】
《「春秋左伝」定公四年から》大きな猪(いのしし)と長い蛇。貪欲(どんよく)で残忍な人のたとえ。
ほう‐しゃく【封爵】
諸侯に封じて、官爵を授けること。また、その領地と官爵。
ほうしんえんぎ【封神演義】
中国、明代の小説。作者は諸説がある。妲己(だっき)に惑わされる暴君紂王(ちゅうおう)と、姜子牙(きょうしが)(太公望)を軍師に迎えた文王・武王の争いに仙人らが参加する。封神伝。封神榜(ぼう)。
ほう‐じん【封人】
国境を守る役人。「—の家を見かけて舎(やどり)を求む」〈奥の細道〉
ほう・ずる【封ずる】
[動サ変][文]ほう・ず[サ変]領地を与えて大名に取り立てる。領主とする。「五万石の大名に—・ずる」