こ‐さぶらい【小侍】
「こざむらい」に同じ。「大進将監貞度といふ—、付け侍りける」〈著聞集・五〉
こ‐ざむらい【小侍】
1 年の若い武士。また、身分の低い武士。こさぶらい。「—の十二、三ばかりなるがあるを召し出でて」〈宇治拾遺・一〉 2 「小侍所」の略。また、そこに属する武士。
こさぶらい‐どころ【小侍所】
⇒こざむらいどころ
こざむらい‐どころ【小侍所】
1 鎌倉幕府の職名。幕府に宿直し、将軍に随行して警護に当たる役。承久元年(1219)設置。長官(別当)には北条氏一族を任じた。 2 室町幕府の職名。1に倣って設けられたもの。長官は所司とよぶ。
こじじゅうしゅう【小侍従集】
平安末期の私家集。1巻。小侍従の自撰。寿永元年(1182)成立。