う‐せい【迂生】
[代]《愚かな私の意》一人称の人代名詞。自分のことをへりくだっていう。男性が手紙文に用いる。小生。
きゅう‐こう【躬行】
[名](スル)みずから実行すること。「実践—」「草平大人自ら—して、小生に小言を示しているのである」〈百閒・大人片伝〉
くだっ‐て【下って/降って】
[接]《「くだりて」の音変化》 1 書簡文やあいさつで、自分のことを述べはじめるときに用いて、謙譲の気持ちを表す語。「—小生無事回復いたしましたのでご安心ください」 2 物事を並べるとき、少し価...
ぐ‐せい【愚生】
[代]一人称の人代名詞。主に書簡文で、男性が自分をへりくだっていう語。小生。
けん‐しょう【謙称】
相手に対してへりくだった言い方。謙遜した言い回し。「小生」「豚児」など。また、謙譲語と同義にも用いる。
こ‐いき【小意気/小粋】
[名・形動] 1 どことなく粋なこと。洗練されていること。また、そのさま。「—な身なり」 2 (「小意気過ぎる」の形で)こましゃくれているさま。小生意気(こなまいき)。「—過ぎたる小坊主め」〈浄...
後塵(こうじん)を拝(はい)・する
1 地位・権勢のある人をうらやましく思う。 2 すぐれた人物につき従う。 3 他人に先んじられる。人の下風に立つ。「小生必ずしも…大人の—・するとは限らず」〈百閒・百鬼園随筆〉
こしゃく‐もの【小癪者】
小生意気な者。「ええ、—。軽い科(とが)を成敗とは」〈浄・丹波与作〉
こづら‐にく・い【小面憎い】
[形] [文]こづらにく・し[ク]顔を見るだけでもいやになるくらい憎らしい。小生意気で癪(しゃく)にさわる。「きいたふうな口をきく—・いやつ」
さる‐まつ【猿松】
《松の字をつけて人名めかしていった語》 1 猿をののしっていう語。 2 まぬけな者や小生意気な者、わんぱくな子供などをののしっていう語。「童子(わらべ)すかしの—の風車をするなど」〈浮・永代蔵・六〉