そぼ‐ふ・る【そぼ降る】
[動ラ五(四)]《古くは「そほふる」とも》雨がしとしと降る。「小雨—・る街」
なたね‐づゆ【菜種梅雨】
菜の花の咲く3月下旬から4月にかけて、連日降りつづく寒々とした小雨。《季 春》「—念仏の膝(ひざ)つめあはせ/信子」
はにゅう‐の‐おや【埴生の小屋】
「はにゅうのこや」に同じ。「彼方(をちかた)の—に小雨降り床さへ濡れぬ身に添へ我妹(わぎも)」〈万・二六八三〉
春雨(はるさめ)じゃ濡(ぬ)れて行(い)こう
行友李風(ゆきともりふう)作の新国劇「月形半平太(つきがたはんぺいた)」で、主人公が傘を差し掛ける舞妓に言う有名なせりふ。一般にも、小雨の中を傘なしで歩く時に気どった言葉として使うなどする。
ぱら‐つ・く
[動カ五(四)]雨などが、ぱらぱらと少し降ってくる。「小雨が—・く」
び‐う【微雨】
わずかに降る雨。細雨。小雨。
むら‐しぐれ【群時雨/叢時雨/村時雨】
晩秋から初冬にかけて、ひとしきり降ってはやみ、やんでは降る小雨。《季 冬》
めい【溟】
[音]メイ(漢) [訓]くらい 1 小雨が降って暗い。「溟濛(めいもう)」 2 海。「溟海/滄溟(そうめい)・南溟・北溟」
もう‐う【濛雨】
あたりをうす暗くして降る小雨。