こぐち‐づみ【小口積み】
煉瓦(れんが)や切り石などを積むとき、切り口が見えるように積むこと。
こぐち‐ばかま【小口袴】
裾にくくりひものついた袴。天皇が蹴鞠(けまり)のときなどに着用した。
小口(こぐち)を利(き)・く
利口ぶったことを言う。多少弁舌の才がある。「この商売屋の亭主とみえて、少し小口でも利かうといふ男」〈滑・膝栗毛・六〉
こ‐ぐま【小熊/子熊】
小さなクマ。また、クマの子。
こぐま‐ざ【小熊座】
天の北極近くにある星座。小さなひしゃく形をつくり、α(アルファ)星は光度2.0等の北極星。一年じゅう見えるが、7月中旬の午後8時ごろ南中する。学名 (ラテン)Ursa Minor
こ‐ぐみ【小組(み)】
1 小さく組むこと。また、小さく組んだもの。 2 新聞で、記事ごとに組んだ組み版。
こぐみ‐ごうてんじょう【小組み格天井】
格天井の格間(ごうま)に、さらに小さい格子組みを入れたもの。平安時代以後の建築に用いられた。組み天井。
こ‐ぐら・い【小暗い】
[形][文]こぐら・し[ク]どことなく暗い。薄暗い。おぐらい。「—・い路地」
こ‐ぐるま【小車】
1 小さい車。おぐるま。 2 「輦車(れんしゃ)」に同じ。
こけい‐らん【小蕙蘭/小恵蘭】
ラン科の多年草。本州中部以北の深山の樹下に生え、高さ30〜40センチ。卵球形の根茎から線形の2枚の葉と1本の花茎を出し、夏、その上部に褐色を帯びた黄色い花を総状につける。ささえびね。