こ‐づの【小角】
牛などの角の内部にある骨。
こ‐づま【小褄】
着物のつま。
こづま‐からげ【小褄紮げ/小褄絡げ】
婦人が着物の褄を帯の間に挟み、裾を引き上げて動きやすいようにすること。
小褄(こづま)を取(と)・る
「褄(つま)を取る」に同じ。「小褄取りたる昔の癖の、尚残りたる故にやあるらん」〈逍遥・当世書生気質〉
こ‐づめ【小爪】
1 つめの小さい切りくず。 2 つめの生え際にある、半月形の白い部分。爪半月。
こ‐づめ【小詰】
上方の歌舞伎・人形芝居で、端役。また、歌舞伎の下級役者。「曽我五郎となりて、二階の板敷き踏み破り、数十人の—を一度につかんで」〈浮・元禄大平記〉
小爪(こづめ)を拾(ひろ)・う
言葉尻をとらえて非難する。
こ‐づら【小面】
1 顔つきを卑しめていう語。多く、「こづらがにくい」「こづらにくい」の形で用いる。→小面憎い 2 煉瓦(れんが)・石材などの、六面体の面のうち最小の面。
こづら‐にく・い【小面憎い】
[形] [文]こづらにく・し[ク]顔を見るだけでもいやになるくらい憎らしい。小生意気で癪(しゃく)にさわる。「きいたふうな口をきく—・いやつ」
こ‐づる【小蔓/小釣】
小さな蔓草模様を織り出した金襴(きんらん)。初めは中国から輸入したが、のちには京都の西陣で織るようになった。「時代わたりの柿地の—」〈浮・永代蔵・三〉