こ‐な【小名】
村内や町内を小分けした名。小字(こあざ)。⇔大名(おおな)。
こ‐なかぐろ【小中黒】
鷲(わし)の矢羽で、上下が白くまん中の黒い部分が小さいもの。
こ‐なから【小半/二合半】
1 半分の半分。1升の4分の1。2合5勺(約4.5デシリットル)。「—入りの徳利」 2 少量の酒。こなからざけ。「毎晩の—は欠かさないが」〈上司・石川五右衛門の生立〉
こな‐が【小菜蛾】
鱗翅(りんし)目スガ科の昆虫。翅(はね)の開帳約1.5センチ。幼虫は青虫で、ダイコン・ハクサイなどを食害。温暖地では年10回以上発生する。
こ‐なが・い【小長い】
[形]《近世語》ふつうのものより長い。「—・い刀の落とし差し」〈伎・三人吉三〉
こ‐なぎ【小水葱/小菜葱】
ミズアオイ科の一年草。水田や池に生え、ミズアオイに似るが全体に小さい。夏から秋、青紫色の花を開く。花を染料に用いた。みずなぎ。ささなぎ。《季 春 花=秋》「なまぐさし—が上の鮠(はえ)の腸(わた...
こ‐なし【小梨】
バラ科の落葉小高木。葉は長楕円形。4、5月ごろ、白色の花を開き、果実は球形で、黄色に熟す。ずみ。《季 実=秋 花=春》
こ‐なすび【小茄子】
サクラソウ科の多年草。原野や道端に生え、高さ5〜20センチ。葉は卵形で、対生する。夏、黄色い5弁花をつけ、実は形がナスに似る。
こ‐なだい【小名題】
歌舞伎狂言で、通し狂言全体の大名題に対し、その中の各幕につけられた題名。また、その看板。→大名題
こ‐なつ【小夏】
「日向夏」の別称。