けつ【穴/尻】
1 《「あな」の意から》尻(しり)。「—の青い若造」 2 最後。びり。「—から五番目」 3 鍼術(しんじゅつ)で、人体に鍼(はり)を打つべき箇所。
けつ‐いれ【穴入れ/尻入れ】
株式などの空売りの後に、思惑どおりにその株価が下がったため、買い戻して利益を確定すること。
穴(けつ)の穴(あな)が小(ちい)さ・い
けちである。また、気が小さくて、度量が狭い。けつの穴が狭い。
けつ‐もち【穴持ち/尻持ち】
1 暴力団などが、用心棒として飲食店などの問題処理を引き受けること。また、その暴力団や組員。 2 他人の失敗やトラブルの尻拭いをすること。 3 縦長の隊列・行列で、最も後ろを行くこと。殿(しんがり)。
穴(けつ)を捲(まく)・る
《ならず者が着物の裾(すそ)をまくって、その場に座り込むところから》追い詰められて、逆におどすような態度をとる。居直る。尻を捲る。
穴(けつ)を割(わ)・る
1 全部ぶちまける。暴露する。尻を割る。「学生時代の悪友が—・る」 2 隠していた悪事が見つかる。ばれる。「一連の盗みが—・る」 3 物事を途中でやめてしまう。放り出す。「たった三日で—・る」 ...
し‐きれ【尻切れ】
《「しりきれ」の音変化》 1 底に革を張った草履。後世の雪駄のもとの形という。 2 「しりきれぞうり」に同じ。
し‐こ【矢籠/矢壺/尻籠】
矢の容器の一種。葛藤(つづらふじ)のつるや竹で編んだ簡略なもの。
し‐ざや【尻鞘】
「しりざや」に同じ。
しっきり‐ぞうり【尻切り草履】
⇒尻切(しりき)れ草履